関西学院大学文学部 社会心理学研究室

このサイトには,社会心理学者・三浦麻子とその運営する研究室の,研究・教育活動に関するさまざまな情報を掲載しています.
 私の研究関心は社会心理学を学び始めた当初から一貫して,コミュニケーションやインタラクションが新しい「何か」を生み出すメカニズムを解明することです.そのため,そのアウトプットとしての意思決定や創造性,ないしはそのプロセスにおける感情表出や対人ネットワークなどのあり方に興味をもち,特に現在はインターネットを介したオンライン場面に注目した検討を行っています.研究手法としてはソーシャルメディア等の大規模ログデータを対象とした計量テキスト分析が中心で,さらに実験室実験や社会調査など複数の手法を組み合わせることが多いです.また,情報学や工学,政治学や経営学など,異分野とのコラボレーションにも長年にわたり積極的にかかわっています.私にとって研究活動は自分自身の研究関心の実践でもあります.
 トップページには,研究・教育活動に関する最新のお知らせを掲載しています.これまでの,あるいは,より詳しい情報は,左右のサイドバーのメニューからご覧下さい.なお,ここで提供される情報は,私自身の個人的意見・見解であり,関西学院の意見・見解を代表・代弁するものではありません.

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2016.9.17-18に,日本社会心理学会第57回大会を主催します.




研究室NOW

  • 心理科学各論B・ゲスト講義 『社会心理学と犯罪予防』
    6月28日に,科学警察研究所の島田貴仁先生をお招きして,ゲスト講義をしていただきます.
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    心理科学各論B・ゲスト講義
    『社会心理学と犯罪予防』
    島田貴仁先生(科学警察研究所)
    6月28日(火)11:10~12:40 C号館103教室

    犯罪・非行に対する社会の関心は、新聞やテレビでの報道が典型例であるように、加害者の生育歴や性格に向きがちです。しかし、犯罪や非行を理解し、犯罪被害を防ぐためには、加害者・被害者の双方を合理的な行動主体としてとらえる社会心理学の視点が有用です。
    このため、今回のトークでは、社会心理学の視点からの犯罪被害防止の研究について、2つの研究例を紹介します。ひとつめは、ストーカー事案における加害者・被害者の相互作用に関する分析結果です。ふたつめは、説得的コミュニケーションを利用した、窃盗や性犯罪に対する潜在被害者の予防行動を促進するための社会実験です。これらの研究結果は、警察や行政における犯罪予防実務で活用されています。
    警察、裁判所、刑務所(少年院)といった刑事司法機関の中では、大学や大学院で心理学を修めた専門家が、その専門性を生かして仕事をしていますが、仕事の内容は十分に知られているとはいえません。このため、今回のトークでは、刑事司法における心理学専門職の職域についても簡単に紹介して質疑応答を行いたいと思います。学生のみなさんがキャリアを考える一助になれば幸いです。

    島田貴仁先生・プロフィール
    科学警察研究所 犯罪行動科学部 犯罪予防研究室 室長
    1996年大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。2005年カーネギーメロン大学公共政策経営研究科(犯罪政策専攻)修了。1997年から科学警察研究所で勤務。2011年より現職。犯罪の未然防止の立場から、アンケート調査や統計データを用いた犯罪被害に関する研究や、実験法による各種犯罪対策の研究を行っている。

    科目受講者以外の聴講申込を受け付けます.関西学院大学の学生であれば,学部や学年等は問いません(※ただし,当該コマに正規に受講する科目のある人は,申し込むことができません).希望者は前日までに担当教員・三浦(asarin@kwansei.ac.jp)にメイルで(1)お名前,(2)学部と学年をご連絡下さい.ただし教室定員がありますので,先着順で30名に達した時点で募集を打ち切ります.

    ※講義(質疑応答部分を除く)は,録画したものを後日公開します.
    投稿: 2016/05/25 17:46、Asako Miura
  • 『心理学評論』第59巻1号・特集「心理学の再現可能性」掲載予定論文(著者最終稿)早期公開のご案内
    『心理学評論』第59巻1号・特集「心理学の再現可能性:我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
    掲載予定論文(著者最終稿)早期公開のご案内

    2015年,Scienceに衝撃的な論文が掲載されました(Open Science Collaboration, 2015)。
    その内容は,過去の心理学の研究論文について追試を行った結果,結果が統計的に再現されたものは追試実験全体のうちの40%に満たないというものでした。
    また,2015年の年頭に出たBasic and Applied Social Psychology誌はそのエディトリアル記事で,今後一切統計的検定に関する記載を行わないと「高らかに」宣言して,心理学のみならず幅広い研究者コミュニティの耳目を集めました(Trafimow, & Marks, 2015)。

    そして近年,心理学の領域においても,STAP細胞問題に近いようなデータの捏造・改ざんによる研究不正を犯す研究者すら出てきました。
    このこと自体,心理学界においてゆゆしき問題です。
    しかしかれらの行為を軽蔑する研究者たちも,意識するしないにかかわらず,さまざまな問題のある研究実践 (QRPs)に手を染めてはいないでしょうか。

    これらの問題に対する関心は今に始まったことではありませんが,ここ数年、研究者の側もこれらに対して自覚的になってきたというのも事実です。
    そこで,再現可能性,統計の問題,QRPsから研究不正まで,という相互に密接に関連しあうこれらの問題に対する現状の認識と展望について,忌憚のない議論を進めるべく本特集号を企画しました。
    これらの議論を通して,心理学が今よりさらに一歩前に前進するこ とを強く期待しています。

    担当編集委員
    友永雅己(京都大学霊長類研究所)・三浦麻子(関西学院大学文学部)・針生悦子(東京大学教育学部)

    巻頭言:特集号に寄せて

    ●原著論文
    池田功毅・平石界 心理学における再現可能性危機:問題の構造、現状と解決策
    山田祐樹  認知心理学における再現可能性の認知心理学
    森口佑介  発達科学が発達科学であるために:発達研究における再現性と頑健性
    鮫島和行  システム神経科学における再現可能性
    澤幸祐・栗原彬  動物心理学における再現可能性の問題
    大久保街亜  帰無仮説検定と再現可能性
    小塩真司  心理尺度構成における再検査信頼性係数の評価―「心理学研究」に掲載された文献のメタ分析から―
    藤島喜嗣・樋口匡貴  社会心理学における“p-hacking”の実践例
    渡邊芳之  心理学のデータと再現可能性

    ●コメント論文
    小島康生 人間の観察研究における再現可能性の問題
    松田一希 フィールド研究の再現性とは何か?
    平井啓 心理学研究におけるリサーチデザインの理想
    三中信宏 統計学の現場は一枚岩ではない
    武田美亜 再現可能性の問題から始める心理学研究の「バックヤードツアー」
    東島仁  研究公正から見た再現可能性問題
    佐倉統  科学的方法の多元性を擁護する

    このサイトでは,標記『心理学評論』特集号の公刊(2016年8月予定)に先だって,受理済の掲載予定論文の最終稿を,著者の了解のもとで,担当編集委員の責任において,私的に公開しています。
    ダウンロードや印刷は可能ですが,内容の編集やテキスト引用はできません。
    本誌刊行後はこのサイトでのPDF提供を終了します。本特集号論文のPDFはオープンアクセスですので,是非改めてそちらをダウンロードして下さい。
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    投稿: 2016/05/10 15:28、Asako Miura
  • 第八回ニコニコ学会βデータ研究会で講演しました
    2016年3月26日に,第八回ニコニコ学会βデータ研究会 ~人工知能と根性で挑むコンテンツの世界~で講演しました.
    多くの方からコメントをいただきましたので,それをまとめたページを作成しました.当日資料もダウンロード可能です.

    こちらからどうぞ.
    投稿: 2016/04/04 23:28、Asako Miura
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