みんなの鯖缶(大学院ゼミ)

関西学院大学大学院文学研究科総合心理科学専攻心理科学領域 三浦研究室
研究室のモットーは各所全力です.なんじゃそりゃ,という方はこちらを.
鯖缶とは「虎の穴」くらいの意味だと思ってください.

輪読ゼミ(木曜13:00~) 運営ルールはこちら

2017年度は,社会心理学系の「濃い」論文が掲載される雑誌として「Journal of Personality and Social Psychology」と「Personality and Social Psychology Bulletin」,心理学系の「とがった」論文が掲載される雑誌として 「Psychological Science」を採り上げて,近刊論文の早読み会をします.メンバーは「なるべく最近刊行された」論文をこれら3誌から1本選んでゼミで報告した後,ブログ記事(公開)としてサマリを事後報告します.

  • 選択的注意のコスト: 子どもが大人のミスに気づくとき

    Plebanek, D. J., & Sloutsky, V. M. (2017). Costs of Selective Attention: When Children Notice What Adults Miss. Psychological Science, 1-10. (Online First)

    https://doi.org/10.1177/0956797617693005

    運動器や認知、社会的な機能というのは子どもから大人にかけて発達的に推移していく。本研究はこの発達に関する法則をやぶっている結果を報告する。それは、注意における発達である。本研究は実験1、実験2の二つの実験からなる。実験1では、45歳の子どもと大人を対象に変化検出課題を行った (Figure 1)。はじめに何色のアイテムへ注意を向けるべきかの手がかりが表示され(例:赤色)、次に赤色と緑色で描かれたターゲットアイテムが重なった状態で呈示された(例:赤色の星, 緑色のハート)。その後、テストアイテムが呈示され(例:赤色の十字, 緑色のハート)、参加者は次に示すような2つの判断をおこなった。一つは、テストアイテムで呈示されたアイテムのうち、手がかりで示された色のアイテムがターゲットアイテムの中に出現したものであったかどうかであり、2つ目は、ターゲットアイテムとテストアイテムのペアが同じであったかどうかの変化検出の判断であった。ターゲットアイテムからテストアイテムの変化のパタンは3種類あり、手がかりづけられたアイテムのみが異なるアイテムに変化する場合、何も変化しない場合、手がかりづけられていないアイテムのみが変化する場合の3種類であった。その結果、大人は手がかりづけられたアイテムの変化検出で子どもの正確性を上回った一方で、子どもは手がかりづけられていないアイテムの変化検出の正確性で大人を上回った。 実験2では実験1の結果を一般化するために同じ参加者が視覚探索課題を実施した (Figure 3)。手がかりと同じ特徴をもった刺激を画面上から探索する課題を行ったのち、刺激の再認課題を実施した。画面上に呈示する刺激が視覚探索課題時に出現していた刺激であるかどうかをテストしたところ、子どもは探索時に非関連であった刺激の特徴に関しても記憶しており、再認成績が大人の成績を上回った。大人の選択的注意は成熟した状態であることと比較して子どもの注意はまだ分散した状態であるため、課題に関連のない情報に関しても注意が向いていたと考えられる。この早期段階での注意のパラドックスは注意の発達過程に関する理解を深め、子どもの早期段階での学習方法についても広い示唆を与えるものとなるであろう。


    投稿: 2017/04/23 2:48、Risako Shirai
  • 目を見るだけで心が読める:目の形から複雑な心境を知覚する
    Lee, D. H., & Anderson, A. K. (2017). Reading what the mind thinks from how the eyes sees. Psychological Science, 28(4), 494-503.

    人の目は様々な複雑な社会的・感情的情報を伝えてくれます。この論文では、目のどのような形をしているとどのような心的状態を知覚するのかを検討しています。

    50種類の心的状態(その内6個は基本情動で、44個は複雑な心的状態)を表した目の画像を用意しました。Fig. 1. では例として嫌悪と恐怖の感情を表した目が示されています。左の画像は目の直径と眉の傾斜、中央の画像は目と眉の距離と眉の曲線が嫌悪と恐怖の感情を表した典型的な目と異なっており、右の画像では目の周りのシワが取り除かれています。そして、各目の画像に対して心的状態を表す言葉がどれくらい当てはまるかを「1. 全く当てはまらない」から「9. 非常によく当てはまる」の9件法で実験参加者に評価してもらいました。


    Fig. 2.のaは感情状態地図(距離が近いほどよく似た感情であることを表しています)です。この図から4つの基本情動の内、嫌悪と恐怖は真逆の位置にあり、全く似ていません。
    嫌悪感情で特に重要な特徴は鼻のシワと眉の傾斜と盾の幅の狭さであり、恐怖感情で特に重要な特徴は目の直径と目と眉の間が広いことがわかりました。Fig. 2.のbでは4つの基本情動を知覚するために重要な目の特徴が示されています(+は正の相関、−は負の相関、色の明るさは相関係数の大きさを表しています)。cではbを基に嫌悪感情と恐怖感情の例が示されています。また、基本情動だけでなく複雑な心的状態においても各目の特徴から読み取れるものははっきりと別れていました。例えば、畏怖と疑念は感情状態地図においておおよそ対局の位置にあります。
    実験2では顔全体が呈示されましたが、感情状態を読み取るためにはやはり目の形が重要であることが示されました。これらの結果から、人が複雑な心的状態を目と眉の間の距離などの細かな違いを読み取ることで理解していることが考えられます。






    投稿: 2017/04/21 6:37、西村友佳
  • 海外経験のダークサイド:いろんな国での経験が非道徳な行動を増やす!?
    Lu, J. G., Quoidbach, J., Gino, F., Chakroff, A., Maddux, W. W., & Galinsky, A. D. (2017). The dark side of going abroad: How broad foreign experiences increase immoral behavior. Journal of Personality and Social Psychology, 112(1), 1-16.

    グローバル化が進むにつれて,海外経験はより身近で,価値のあるものとされている。これまでの研究では,海外に行くことは,創造性を高めたり,集団間バイアスを減らすなど,良い点ばかりが注目されていた。本研究では,これまでの研究とは反対に,海外経験のダークサイドに注目する。特に,海外経験によって非道徳な行動が増えることに焦点を絞る。本研究では,海外経験が豊富であること(特に,いろんな国に行ったことがあること)は,道徳的相対主義(道徳は絶対的なものというより,相対的なものであるというだという信念)を増加させ,非道徳的行動を引き起こすと予測し(Figure 1),以下の8つの実験でこの仮説について検討した。

    研究1:縦断研究。留学中(半年後,1年後)のほうが,留学前よりもアナグラム課題での不正の数が増加。
    研究2:実験。「いろんな国に行ったこと」を想像させた時のほうが,さいころの目の数を不正に報告し,たくさん謝金をもらおうとした。
    研究3:実験。「いろんな国に行ったこと」を想像させる条件と「1つの国に長期滞在すること」を想像させる条件を設定。前者のほうが,正解をチラ見する数が多かった。
    研究4:調査。住んだことのある国の数,海外に住んでいた年数,非道徳的意図の尺度(SINS)との関連を検討。住んだことのある国の数がSINSの得点に正の効果を持っていた。
    研究5:実験。研究3と同様の方法で条件操作を行った。「いろんな国に行ったこと」を想像させた時のほうが,アナグラム課題での不正の数が多く,非道徳的行動の意図(Lammers, et al., 2010)の得点も高かった。
    研究6:調査。住んだことのある国の数,海外に住んでいた年数,道徳的相対主義の関連を検討。住んだことのある国の数が道徳的相対主義の得点に正の効果を持っていた。
    研究7:調査。住んだことのある国の数,海外に住んでいた年数,非道徳的行動意図,道徳的相対主義の関連を検討。住んだことのある国の数が非道徳的行動の意図に正の効果を持っていたが,道徳的相対主義を投入した時にはこの効果が消えた。
    研究8:実験。研究3と同様の方法で条件操作を行った。媒介分析をおこなったところ,「いろんな国に行ったこと」を想像させる条件が非道徳的行動に及ぼす効果に,道徳的相対主義が媒介していた。

    8つの研究を通して,海外経験が豊富であることは道徳的相対主義の増加によって非道徳的行動を増加させることが示され,この効果は海外経験の豊富さと非道徳的行動の関連は,第一言語の違いや,ライフステージの違い,非道徳行動の測定方法を変えても一貫して見られた。個人が多様な文化を経験することで,道徳の羅針盤がくるってしまうのかもしれない。
    投稿: 2017/04/20 2:29、Saki Nakamura
  • 「行動自体が楽しい!」ものでないと長期的な目標行動なんて続かない…

    Woolley, K. & Fishbach, A. (2017) Immediate RewardsPredict Adherence to Long-Term Goals. Personality and Social Psychology Bulletin, 43(2), 151-162.


    人は基本的に,後から遅れて受け取る報酬のために,長期的な目標を立てる(例えば,健康を改善するために運動する,など)。しかし本研究では,後から受け取る報酬があるか否かよりも,すぐに受け取れる報酬(ここでは,その行動をすること事態が楽しい!という短期的な報酬)があるか否かのほうが,その目標達成のための行動が持続するかをより強く予測できることを明らかにした。

    研究1では,「行動自体が楽しい」といった,すぐに受け取れる報酬は,新年の目標を初志貫徹できるかを予測していたが,後から受け取る報酬は予測していないことが明らかとなった。また,基本的に後から受け取る報酬のためにする行動である勉強や運動であっても,すぐに報酬を受け取れるか否かが行動を続けられるかどうかに影響していた(研究2,3)。これは,1週間であっても3ヶ月であっても,同じ結果だった(研究4)。そして,報酬の予測(報酬がもらえる!と思うこと)であろうが,実際に報酬を受け取る場合であろうが,同じ結果だった(研究5)
    総じて,後から受け取る報酬は,長期的な目標を設定したり心積もりをしたりするモチベーションにはなる一方,短期的な報酬が,その目標のための行動を続けるかどうかに強く関わってくることが明らかになった。

    研究1では,「今年の目標」をたずねて,その行動を2ヵ月後にどの程度頑張れているかどうかと,その行動がどのぐらい楽しいか(短期的報酬),その行動がどのぐらい意味があるか(長期的報酬)を調査
    研究2では,図書館で勉強している人,研究3ではジムで運動している人を調査し,短期的・長期的報酬と,勉強・運動を実際どのぐらい長く粘って頑張っていたかを検討
    研究4では,1週間,あるいは3ヶ月間での運動や食事といった行動と,短期的・長期的報酬との関連を検討
    研究5では,「好きなだけにんじん(!)食べていいよ」と言って,実際に食べた量と,短期的・長期的報酬との関連を検討

    今回の研究では,目標達成が全て「別に達成されなくても死なない」程度のものだったので,短期的報酬(楽しい!と思う程度)のほうが圧倒的に影響があったのではないか,という議論に。目標達成できないと致命的な結果が待っている場合であれば,長期的報酬を目指して行動維持できることもある,のかもしれない。

    投稿: 2017/04/20 2:03、Megumi Tabuchi
  • 身体のサイズと脅威性の判断における人種差別 ー黒人は「強い」か?ー

    Wilson, J. P., Hugenberg, K., & Rule, N. O. (2017). Racial Bias in Judgments of Physical Size and Formidability: From Size to Threat.

    黒人は往々にして危険だと判断され、攻撃されることがある。7つの研究から、黒人は白人に比べて体格がよく、危害を加える能力も高いと判断される傾向があることが示された。

    研究①では標的刺激(ターゲット)の人種がその人の肉体的大きさの知覚を歪める、という仮説を検討することを目的に、1-AEまでの5つの調査を行った。1Aでは、若い黒人男性と白人男性の顔写真から、その人の身長と体重を推測させた。研究①をまとめると、黒人は白人に比べて(実際より)背が高く、体重も重く、またより筋肉質で力も強いと推測されることが分かった。

    危害を加えることのできるような身体的能力の評価における、これらの誤った知覚の影響を検討することを目的に、研究②を行った。ここでは、研究1Bで使用した顔写真を見せて、その人物が参加者自身を身体的に傷つけることができると思うかどうかを尋ねた。その結果、明らかに白人よりも黒人の方が、危害を加える能力があると判断された。

    研究①と②から、黒人は白人に比べ危害を加える能力が高いと判断されるので、肉体的にも脅威を感じると考えられることが示された。この仮説を検証するために、黒人男性と白人男性の身体的力強さと加害能力を尋ねる研究③を行った。その結果、仮説は支持され、白人よりも黒人に対してより加害能力があると判断するその判断の程度と、身体的大きさの判断に生じる人種間の差異との間に相関関係があることが分かった。

    研究④は、参加者の人種によって判断や身体的大きさの知覚に違いがあるのかを検証するために行われた。 刺激は研究③で用いたものとほぼ同じだったが、明示的偏見を測定することはしなかった。その結果、黒人も白人も、黒人の方が白人よりも肉体的に強いと知覚するが、その差は黒人の参加者の方が小さかった。さらに、黒人の参加者は白人の参加者が見せたような加害能力についての差を示さなかった。一方、白人の参加者はこれまでの研究で示されてきたとおり、黒人の方が肉体的に強く、また加害能力も高いと判断した。黒人の参加者は、身体の大きさに関しては黒人の方が大きいと判断したものの、それを加害能力と結び付けることはしなかった。すなわち、参加者の人種で判断に差があった。

    研究⑤では、大きさと加害能力についての参加者の知覚が、警察官が人に対して(暴力的な)力を使うことを正当化する理由を予測するのかを調べた。その結果、黒人に対してそうした力を行使することは、白人に対してそうすることよりも適切だと判断された。

    研究⑥では、ターゲットの顔がどの程度「アフリカ的に」見えるかどうかを評価させることで、参加者の脅威判断における人種的バイアスが黒人と白人のターゲットをより「アフリカ的」だと判定させるのかどうかを検討した。さらに、「アフリカっぽさ」が攻撃行動のサイン、テストステロン、力強さと言った身体的特徴と関連があるのかを調べるために、ターゲット(刺激)のfWHR(顔の横幅と縦の長さとを比較する指標。顔が横長の人の方が、テストステロンが多く、攻撃的だという)も測定した。研究の結果、顔に基づく人種的バイアスの知覚は肉体的脅威の判断を予測することが分かった。すなわち、肉体的脅威の判断は人種に関する社会的カテゴリーの情報だけを前提とするのではなく、人種に関連した外見的手がかりの知覚とも関係がある。

    研究⑦では、人種があいまいなターゲットに対する人種の信念が、これまでと同様に身体的大きさの判断に影響を与えるのかを検討した。結果、「黒人」とラベリングされた場合は「白人」とラベリングされた場合に比べて身長をより高く・体重をより重く推測した。

    総括すると、黒人は白人に比べて体格がよく、それゆえ恐ろしいと判断される傾向が非常に強いことが示された。その原因は、黒人の外見的特徴(ボトムアップ的手がかり)によるものと、黒人に対するイメージによるもの(トップダウン的手がかり)の両方がある。

    投稿: 2017/04/20 1:45、Sayo Kaneuchi
  • ユーモア必ずしも功を奏さず
    Bitterly, Brooks, & Schweitzer (2017). Risky Business: When Humor Increases and Decreases Status. Journal of Personality and Social Psychology, 112(3), 431-455. doi: 10.1037/pspi0000079
    8つの実験によって,ユーモアは地位向上に資するけれどもリスキーでもある,ということを示した研究.仮説モデルはFigure 1のごとし.

    うまくユーモアを使えれば,既存の関係でも新しい関係でも地位向上が見込めるが,うまくいかない(ふさわしくないジョークを言ってしまう)とたちまち地位は脅かされる.両者の関係を仲介するのは信頼性と有能性の評価である.つまり,うまくユーモアが使えることは「信頼できる」「有能だ」というシグナルとなり,その人の地位を向上させる.また,興味深いことに,ジョークを言うことは,その内容のふさわしさによらず,また,その結果(地位向上)によらず,信頼性のシグナルとなっていた.しかしふわさわしくないジョークは「有能ではない」というシグナルにもなってしまうので,結果的に地位を脅かすことになるのである.

    Study 1 対面場面でジョークを使うと使わない場合よりも地位評価が向上することを尺度評定(a)と行動指標(b)により確認
    Study 2 妥当で面白いジョークは受け手のポジティブ感情(a)/信頼性と有能性評価(b)を引き出し,それを通じて送り手の好感度を上げるかどうかを検証.ただし有能性の評価に寄与するのは「成功」ジョークのみという仮説
    Study 3 失敗ジョークは信頼にはつながるがこいつはバカだというシグナルになるため結果的に地位評価は下がる可能性をMTurkサンプル(a)と一般成人対象の実験室実験(b)で検証
    Study 4 信頼性と有能性の評価がどのようにユーモア使用と地位評価の間をリンクさせるのか,そのメカニズムの検証.bではジョークにより喚起されたポジネガ感情の影響による説明可能性を排除

    こうした知見から考えれば,ユーモアは,対人評価や集団内の階層構造の形成において,決して「添え物」的に軽んじられるものではなく,実は基盤的な役割を果たしているのではないだろうか.


    投稿: 2017/04/20 1:03、Asako Miura
  • 道徳的なショック (”moral shock”) による道徳化: 道徳的な信念に先立つ情動についての検討

    Wisneski, D. C., & Skitka, L. J. (2017). Moralization Through Moral Shock: Exploring Emotional Antecedents to Moral Conviction. Personality and Social Psychology Bulletin, 43(2), 139–150. 

    https://doi.org/10.1177/0146167216676479

    テレビのニュースや新聞などで伝えられる惨忍な事件は私たちの情動を強く揺さぶり、法律を改正する動きのように、時としてそのような事件が起こる状況を改善する方向に私たちの態度を変容させる。先行研究はこのような出来事のことを“moral shock”という言葉で表現してきた。本研究はこれまで個人の逸話や記述的な表現しかなされてこなかったこの“moral shock”の存在を実験的に検討し、”moral shock”がどのように個人の道徳的な態度の変容に影響を与えているのか、また生起した情動の原因が何であるのかという意識な気づきは道徳的な態度の変容に必要であるのかを明らかにする。実験12ともに参加者の課題は呈示された刺激の弁別をすることであり、呈示された刺激が画像であったのか文字であったのかをキー押しで判断した。この時、刺激の呈示時間も操作された。実験1では4種類の画像(妊娠中絶と関連した胎児の画像/動物虐待と関連した画像/嫌悪と関連しているが危害のない画像/中性的な画像)、実験2では2種類の画像(妊娠中絶と関連した胎児の画像/傷ついた身体部位/中性的な画像)を準備した。実験1の結果、意識的な気づきのある長い呈示時間の条件の時のみ、他の画像呈示時と比較して妊娠中絶と関連した胎児の画像呈示時に妊娠中絶に対する道徳的な信念が高まった。また実験2でも、妊娠中絶と関連した胎児の画像呈示時にのみ妊娠中絶に対する道徳的な信念が高まった。加えて媒介分析の結果、妊娠中絶と関連した画像の呈示時と中性的な画像呈示時の妊娠中絶に関する信念の違いは危害や怒りの感情でなく妊娠中絶と関連した画像に対して個人が感じた嫌悪の程度によって媒介されていた。これらの結果は、ある態度と関連した嫌悪の生起と嫌悪感情が生じた原因は何であるのかということの意識的な気づきが、道徳的な信念を変容させるプロセスに重要である可能性を示している。

    投稿: 2017/04/23 2:41、Risako Shirai
1 - 7 / 13 件の投稿を表示中 もっと見る »

2015年度までの講読論文まとめ 2015年度までのまとめブログ


リサミ(月曜13:30~) 運営ルールはこちら. 

三浦以外のメンバーのWeekly Reportは,内部限定です.

Tabuchi

Czech

Nishimura

Yuki Ura

Kaneuchi

Murayama


PI-Miura

  • 4/24
    先週したこと
    注目論文の供養:今風の分析(HLM)にトライしてみて,不明な点をすぬ氏に相談したらなんだか話が動いてしまってにわかにマルチレベルSEMのベイズ推定とやらを勉強することに.ありがとうございます.
    政治忌避研究 w/コバテツ @US 日本でゴキブリならアメリカではカメムシだそうです
    洋の東西研究@US 上記が終わってしまったので大慌てで英語版調査票等々を作成
    Satisfice+IAT実験 分析したけどこれだけではろくなもんにならんな,という残念な結論に.
    4/21 稲増読書会Rep. 発表しました
    査読×3 クソみたいな論文×2といい論文の両極端でした

    今週すること
    Satisfice+IAT実験 代替となりうる顕在指標を考える.
    洋の東西研究@US 実施準備(を実際にするのはアカウントを持っている人だけど)
    マルチレベルSEMのベイズ推定の勉強.Stanコードがいただけたらハァハァできるように頑張る.
    4/25 稲増科研キックオフMTG
    倫理審査申請(筒井科研)
    「なるほど!本」第4巻「観察法」の原稿が早く揃ってほしいものだ.
    Osaka.Stan#4行けなくてすみません.新潟競馬場でしか設定のない直線1000メートルレースを未見というミッションがですね…
    4/26 KG-RCSP Pizzaの会

    直近ではないが遠からずあるto doメモ
    5/26 総政の謎パネルディスカッション(LTは5分,あとは出たとこ勝負)
    6/3 上宮中学校/高校講演会「スマホ・インターネットを賢く使おう:ネットコミュニケーションの心理学」
    6/30 心理学評論:社会に生きる社会心理学
    9月日心大会 「「データの時代」の心理学を考える」講演「「皆が作り出すデータ」としてのSNSから社会の心を読む」
    18/1/31 心理学評論:統計革命「心理学におけるオープンサイエンス」
    投稿: 2017/04/23 16:52、Asako Miura
1 - 1 / 246 件の投稿を表示中 もっと見る »
Comments