スマイリー😄の使い時にご注意を

2017/10/18 0:54 に Saki Nakamura が投稿   [ 2017/10/22 23:58 に更新しました ]
Glikson, E., Cheshin, A., & van Kleef, G. A. (2017). The Dark Side of a Smiley: Effects of Smiling Emoticons on Virtual First Impressions. Social Psychological and Personality Science, 1948550617720269.

笑顔などの情動を表出するかどうかは,第一印象を大きく左右する。これまでの研究からも,笑顔を表出する人はそうでない人よりも「温かい」「有能」といった印象を与えることが分かっている。しかし,メールやSNSなどのコンピュータを介したコミュニケーション(CMC)では,表情を使って情報を伝達することができない。CMCにおいて笑顔の代わりになるものが「スマイリー(😄)」である。本研究では,ビジネス場面を想定した会話において,笑顔表出ありの動画,笑顔なしの動画,スマイリー記号の入ったメール,スマイリーなしのメールの4つの条件を設定し,そのメッセージの送り手に対する印象を評価させる実験を行った。

実験の結果は,スマイリーは実際に笑顔を表出する時と同じような印象を与えるわけではないとのこと。むしろ「アホっぽい」印象を与えてしまうというようなマイナス効果もある,ということでした(研究1,Figure 1)。

その他,メールの文章にスマイリーがあることは,その人物の能力を低く感じさせ,その結果,返事を短く適当に済ませようとする行動につながったり(研究2),研究1で見られた,「メールにスマイリーがあることで,送り主に対して温かい印象を与える一方で,有能さの印象を下げる」という影響に,そのメールの
適切さの評価が低くなることが媒介することを示した(研究3)。

コメント:どういう場面設定かによっても,スマイリー付きのメールが与える印象というのが変わりそう。
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