アルコール飲料と大学のコラボ商品は,大学好きの脳派を揺さぶる

2018/03/15 6:02 に Megumi Tabuchi が投稿

Bartholow, B.D., Loersch, C., Ito, T. A., Levsen, M. P., Volpert-Esmond, H. I., Fleming, K. A., Bolls, P., & Carter, B. K. (2018) University-AffiliatedAlcohol Marketing Enhances the Incentive Salience of Alcohol Cues.Psychological Science, 29(1), 83–94.

 本研究では,ビールのブランドと大学が提携することが,未成年の飲酒に対する注目度に影響を与えるかどうかを調べた。2つの実験の結果,自分の大学に対してアイデンティティが高まっている人,あるいはその状態で,最もビール&自分の大学のロゴ刺激に反応しており,大学ロゴとアルコール飲料が結びつくことの影響が示された。

【研究1128名の大学生を対象に,飲み物(ビールか水か)の写真とその背景に大学のロゴ(自分の大学か他の大学か)が入った刺激を見せてボタンを押す課題をさせて,その間の脳派(P3)を計測。その後,自分の大学に対するアイデンティティを質問紙で測定。その結果,自分の大学によりアイデンティティを強く持っている人ほど,自分の大学のロゴとビールが組み合わさった刺激により反応していることが分かった(Fig.3)

【研究2研究1の課題をする前に,バスケットボールの試合(自分の大学の試合か,他大学か)+合間に飲み物(ビールか水か)の広告を挟む映像を見せた。その結果,自分の大学の試合かつビールの広告を見ていた場合が,最もビール&自分の大学のロゴを見たときの反応が大きかった。一ヵ月後のアルコール飲料摂取行動にも影響していた。


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