情報共有することの価値:情報伝達における神経的な説明

2017/06/07 8:20 に 浦勇希 が投稿
Elisa C. Baek, Christin Scholz, Matthew Brook O’Donnell,and Emily B. Falk.(2017). The Value of Sharing Information: A Neural Account of Information Transmission. Psychological Science, 1–11

要約
 人間は習慣的に他者と情報共有をしている。人間の何がこの行動をコントロールしているのだろうか。
 私たちは自己反映と他者との繋がりにおける固有の報酬を強調する情報選択と情報共有の説明をテストするために神経イメージング(fMRI)を使った。
 実験協力者はMRIの検査を受けながら、ニューヨークタイムズの記事を個人で読み、共有した。
 主観的なポジティブ評価、自己関連処理、他者視点取得の3つに関係する神経領域の活動は、「記事の選択」と「共有の決定」と著しく関連しており、記事に対する好みに合わせても調整されていた。
 上記の3つの領域での活動は協力者自身が読むために記事を選んでいるときよりも、他者と記事を共有するために考えている時の方が大きくなった。この発見は、人々は個人的に記事を読むときに選んでいるときでさえ、自身のみならず他者にとっても価値のあるように考えているだろうと示唆している。
 さらに、私たちの提案した、人間が自己反映から価値を見出し、共有をすることを通じて他者と繋がるというモデルに沿って、これらの道筋の共有が活動を高めている。


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