写真で笑っている人の方が長生き,は本当か?:Abel & Kruger(2010)の追試

2018/02/21 1:27 に Megumi Tabuchi が投稿

Dufner, M., Brümmer, M., Chung, J. M., Drewke, P. M., Blaison,C, & Schmukle, S. C. (2018) Does Smile Intensityin Photographs Really Predict Longevity? A Replication and Extension of Abel and Kruger (2010). Psychological Science, 29(1) 147 –153.

Abel and Kruger (2010)は,1952年に活躍していたプロの野球選手の笑顔表出(写真から判定)が,選手の寿命を予測する(笑顔の方が寿命が長い!)ことを報告した。本研究ではこの結果の再現を試み,さらに追加分析を行った。aAbel and Kruger’sの研究と同じデータベースと基準を用いた,ほぼ同じサンプル(N = 224),(b)同じコホートで他のプレーヤーからなる,ほぼ重複しない大サンプル(N= 527)、および(c)データベース内のすべての選手(N = 13,530)の3種類のサンプルで検証。 Abel&Krugerと同様,写真の笑顔は数名のコーダーによる評価を用い,さらにそれに加えてコンピュータプログラムによるポジティブ感情の自動コーディングの評価を行った。その結果,全てのサンプルおよび全ての評価指標において,出生年を共変量として制御すると,笑顔と死亡率の関係は無関係,つまり,「写真で笑っている人の方が長生き」は再現されなかった。


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