04/20

2015/04/20 4:41 に Saki Nakamura が投稿
【中村】
Worthy, D. A., Gorlick, M. A., Pacheco, J. L., Schnyer, D. M., & Maddox, W. T. (2011)
Psychological Science, 22, 1375–1380.
ヘッドライン:高齢者は若者より,法則を見出して意思決定をするのに長けている。

【田渕さん】
Zaval, L., Markowitz, E. M., & Weber, E. U. (2015) 
Psychological Science, 26(2), 231–236. DOI: 10.1177/0956797614561266
ヘッドライン:ポジティブな遺産への動機は環境保護行動につながる

【村山さん】
Harvey, A. J., & Callan, M. J.  (2014). 
PLOS One, 9(7). doi:10.1371/journal.pone.0101803
ヘッドライン:自尊心の低い人は自分の不運について内在的公正推論を行い、高い人は究極的公正推論を行う。

☆コメント☆
【中村】 以前,田渕さんが別の研究会で読んだ論文とのことで,その時のコメントを振り返る回になってしまいました。著者らは高齢者のほうが新しい法則性を見出すのに長けているというような考察を行っていたが,そうではなく自分の仮説を曲げることができないというほうが当てはまりが良いのではという議論に。個人的に,神経科学の知見から仮説を立てるというのが面白かったです。

【田渕さん】 環境保護行動を促進するためには「良いことをつなげる」と「悪いことを断絶する」という2つの方略があると考えられるが,前者のほうの方略で検討した論文。遺産プライミングの効果もきれいに出ています。ポジティブな気分が向社会行動を促進するというレベルのお話になってしまっているという話になりました。

【村山さん】 「~が起こって当然」という意識が媒介するのは,公正世界信念の考え方からすると当然予測できるだろうが,媒介分析を同時に投入するという方法は是非やってみたいという話になりました。これまでの公正世界信念の研究でも用いられてきたシナリオの中の人物(キースマードック)がますます悪党になっていました…。
Comments