09/22

2014/09/22 3:38 に Saki Nakamura が投稿   [ 2014/09/22 19:05 に更新しました ]
【中村】
Troth, A. C., Jordan, P. J., Lawrence, S.A. & Tse, H. H. M. (2012).
Journal of Organizational Behavior, 33, 700–722. 
ヘッドライン:情動スキルとチームのパフォーマンスの関連についてマルチレベルの検討をしてみました。

【村山さん】
Jamieson, J.P., Valdesolo, P. & Peters, B. (in press). 
Journal of Experimental Social Psychology, 55, 221-227.
ヘッドライン:集団メンバーに反対意見を言われると精神的にストレス。

【三浦先生】
Romano, M., Osborne, L. A., Truzoli, R., & Reed, P. (2013). 
PloS one, 8(2), e55162.
ヘッドライン:ネット依存者はネットに接触すると気分が悪くなるのにそれを回復させるためにまたネットに接触する.これを悪循環と言わずしてなんぞ.

*コメント*
【中村】
情動スキルをチームレベルの変数として扱い,コミュニケーションパフォーマンス(個人レベル)への影響を検討した論文です。マルチレベルの分析はとても丁寧にしていましたが,著者が心理学の方でないため,変数の扱いや実験状況の統制などは,かなりざっくりしており,モヤモヤ感が残りました。

【村山さん】
集団での課題に取り組む最中の「反対意見を言う人」と「言われた人」の生理的反応と心理的欲求について検討した論文です。参加者に親密性を形成させたのちに,チャットを使って課題をするという方法が,ログも残っていいアイデアだという話になりました。特段に新しい発見というのはなかったが,生理指標を用いた「初の研究」というのはインパクトが大きいのかもしれない。

【三浦先生】
ネット依存者はネットをすることによってポジティブ感情が減少するが,ネットを使い続けることによってその分を回復させていることを示した論文です。しかし,インターネットを見ていたことによってネガティブ感情が生じたのか,それとも15分間待たされたことによる感情なのかが分からないし,せめて統制群を設けるべきだったのではないか,という話になりました。
Comments