12/15

2014/12/15 18:02 に Asako Miura が投稿
村山さん
Van Zant, A. B., & Kray, L. J. (2014). "I can't lie to your face': Minimal face-to-face interaction promotes honesty.  Journal of Experimental Social Psychology,55(1), 234-238.
ヘッドライン:対面でやり取りすると、会話をしなくても正直になる。

三浦
Prior, K., & Sargent-Cox, K. A. (2014). Students' expectations of ageing: An evaluation of the impact of imagined intergenerational contact and the mediating role of ageing anxiety.  Journal of Experimental Social Psychology, 55, 99-104.
ヘッドライン:高齢者との接触を想像しただけで加齢に対する不安が下がり,それにより加齢への期待が増す.ただし男性に限る. 

コメント

村山論文:「対面すること」が正直な行動を増加させるかどうかを検証するため,「対面」にほぼ常に付随する「会話」を抑制して,協力者には無言でふるまわせている.しかし参加者の発言は抑制されていないし,欺瞞ゲームにおける選択は発話させている.特に後者は正直さ(嘘をつかない選択をする)に影響するのではないかと思われる.また,媒介要因として道徳的関心を想定し,それ以外の変数(対人的な行為や期待される相手からの信頼,報復の恐れなど)を「統制」してもその影響が残った,と主張している点については,確かにそうかもしれないが,それ以外の変数より道徳的関心の影響が強い,ということにはならないのではないかと思った.尤もらしい理論を立てて,入れ替わり立ち替わり媒介変数を設定した論文を書くとか(悪

三浦論文:高齢者との接触はポジティブなもののみを想定させている.どんな想定がなされたのかも知りたいという議論になった.女性では男性のような効果はないところは興味深かった.しわだらけになった自分を想像するなんてぞっとする,のだろうか.
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