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2015/12/07 1:41 に Megumi Tabuchi が投稿
【中村さん】

Larsen, J. T., & McGraw, A. P. (2011).

Further Evidence for Mixed Emotions.

Journal of Personality and Social Psychology, 100(6), 1095–1110. DOI: 10.1037/a0021846

ヘッドライン:めったに経験しないけど、幸せと悲しみは同時に感じることはできる。


【田渕】

Metcalfe, J., Casal-Roscum, L., Radin, A., & Friedman, D. (2016)

On Teaching Old Dogs New Tricks.

Psychological Science, in press. DOI: 10.1177/0956797615597912

ヘッドライン:高齢者は若者に比べて,自信のない問題にも注意を払う。


【村山さん】

Vishkin, A., Bigman, Y. E., Porat, R., Solak, N., Halperin, E.,  & Tamir, M. (in press).

GodRest Our Hearts : Religiosity and Cognitive Reappraisal.

Emotion(in press). http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26461249    

ヘッドライン:宗教性の強さは認知的再評価を通した感情制御をしやすくさせる。


(コメント)

【中村さん】

「幸せ」というポジティブな感情と,「悲しみ」というネガティブな感情を人は同時に感じることが出来るんですよ,それは質問紙のきき方を変えても出ますよ,ということを示した論文。どちらか一方しか感じ得ないに違いないという大前提がある人たちには,目からうろこな発想なんだろうか・・という不思議な感じはしました。イサイドアウトはまさにオチがこんな感じなので,どちらが先かが気になるところです。


【田渕】

高齢者はその問題に自信があるか否かに関わらず自分の失敗に注意を向けるので,結果として課題成績がいい,ということを報告した論文。80代の方にも4時間近くのクイズをやって脳波とって,かなりの手間をかけた研究。考察含め,これまた色々議論になりそうな結果で,題材として面白かったです。題名のわんちゃんの言い回しがよく使われるものであると知りました。


【村山さん】

宗教性が高いと,「苦しみにも意味がある」的な認知的再評価を通した感情の制御が働きやすくなることを報告した論文。たしかにキリスト教的教えには,ネガティブな出来事をポジティブに捉え直す教訓が満載なので,関連は深そうだと思います。その点,仏教では捉え方がちょっと違うと思うので,感情制御とどんな関連になるのか気になります。でもやっぱり,仏教は「仏教徒」とそれ以外の境目をどこに置くのか曖昧なので難しいですね・・





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