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2014/12/14 23:06 に Aya Murayama が投稿
・三浦先生
Maniaci, M. R., & Rogge, R. D. (2014). Caring about carelessness: Participant inattention and its effects on research. Journal of Research in Personality, 48, 61-83.
ヘッドライン:(オンライン)調査における不注意回答傾向に関する金字塔的研究

・村山
DeWall, C. N., Chester, D. S., & White, D. S.  (2015). Can acetaminophen reduce the pain of decision-making?  Journal of Experimental Social Psychology, 56, 117-120
ヘッドライン:アセトアミノフェンと飲むと意思決定の痛みも緩和されるよ!

・田渕さん
Sanders, M. J., O’Sullivan, B., DeBurra, K., & Fedner, A. (2013). Computer Training for Seniors:An Academic-Community Partnership. Educational Gerontology, 39: 179–193.
ヘッドライン:高齢者にも嬉しい宿題を入れれば,若者からのスキル伝授もうまくいく

・中村さん
Stallen, M., De Dreu, C. K. W., Shalvi, S., Smidts, A., and Sanfey, A. G.The Herding Hormone: Oxytocin Stimulates In-Group Conformity. Psychological Science, 23, 1288–1292.
ヘッドライン: オキシトシンは内集団への同調効果を高める

※コメント
・三浦先生
 研究量が多く、ひとつの論文としての情報量が大変多かった。不注意回答者をはずしたときのα係数の数値の上昇具合がかなり大きく、このようなスクリーニングの手段を調査表に入れておき、後々データ分析の際に処理する必要性を強く感じた。

・村山
 意思決定のときの比喩表現として、「断腸の思い」のような、痛みを感じさせるようなものはたくさんあるので、それが身体的痛みの緩和のために用いるアセトアミノフェンで緩和されるという結果は面白かった。また検討する際には認知的不協和と喪失嫌悪という典型的でポピュラーな概念を扱っているのも手堅くていいなと思った。

・田渕さん
 苦手な(自尊心が低下するような)課題を、得意な課題と組み合わせるという発想は非常に面白かった。今回は高齢者を対象にしていたが、新しいスキルを身につける場合にどのような世代を対象としても適用可能ではないかと思った。世代間コミュニケーションにおいてできる工夫として実際に多くの場面で使えると感じた。

・中村さん
 最近(というほど最近ではないかもしれないが)巷で話題のオキシトシンの効果を検証したものだった。内集団への同調効果は基本的にはオキシトシンがなくても生じるものなので、その効果がさらに促進される、という話だった。さらに促進されるというオキシトシンの効果の部分が、実際の集団場面でどのような意味を持つのか、という点についてはちょっと考える必要があるなと感じた。



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