2013/12/9

2013/12/10 16:52 に Aya Murayama が投稿
【寺島くん】
Laurin, K., Shariff, A. F., Henrich, J., & Kay, A. C. (2012).  Outsourcing punishment to God: beliefs in divine control reduce earthly punishment.    Proceedings of the Royal Society B, 279(1741), 3272-3281. doi: 10.1098/rspb.2012.0615  
ヘッドライン:強力な神を信じていると、利他的罰・罰への支持が低下する。

【田渕さん】
Quadflieg, S., Vermeulen, N., & Rossion, B.  (2013).  Differential Reliance on the Duchenne Marker during Smile Evaluations and Person Judgments. Journal of Nonverbal Behavior, 37:69–77, DOI 10.1007/s10919-013-0147-z
ヘッドライン: デュシェンヌ・スマイルは他者の信頼性までは高めない。

【村山】
Harvey, A. J., & Callan, M. J.  (2014).   The role of religiosity in ultimate and immanent justice reasoning. Personality and Individual Differences, 56, 193-196.  
ヘッドライン:宗教性の高い個人は不運に見舞われた人に対する究極的公正、内在的公正による理由付けがより顕著になる。

【三浦先生】
Ritter, R. S., Preston, J. L., & Hernandez, I. (2013). Happy tweets: Christians are happier, more socially connected, and less analytical than atheists on Twitter.    Social Psychological and Personality Science. Published online 18 June 2013. DOI: 10.1177/1948550613492345 
ヘッドライン:宗教心は人を幸福にさせる.宗教は人を直感的思考にさせ,また人間関係を充実させるからだ.

担当者コメント

【寺島くん論文】
 利他的な罰、というのが直感的になかなか理解できず苦労した。利他的罰の変数を作るにあたって、個人差(常々罰を与えたいような人)の影響を排除するための処理が結構複雑でそちらも苦労した。それにしても、個人的には他者に罰を与えるために自分がコストを払うということが理解できないのだが、かといって自分の宗教心が強いとも思えない。不思議である。

【田渕さん論文】
 顔画像の作成には時間がかかったかもしれないけど分析は単純だね、という話になった。信頼感について条件間に差がない結果について、以前話題にあがった「信頼顔」(つまり個人差)の効果が大きいのではないかということになった。

【村山論文】
内在的公正と究極的公正を扱った最新の論文ということで読んでみたけど、どうもしっくりこなかった。両者の違いについて、被害者の過去の悪事に帰属するか未来の回復に期待するかという視点でも2つの概念を捉えることができるが、そうすると時間軸が違うので扱い方が難しのではないかと思った。あと、自分の論文でも議論したけど、被害者を対象とする状況に偏りすぎてるようにも思う。

【三浦先生論文】
 キリスト教信者は社会的なつながりを通して幸福を感じるが、無神論者は分析的思考に従事することから幸福感が低くなる、という結果が示されていた。キリスト教、無神論者のアイコン的存在のツイッターアカウントをフォローしている人のデータを使っているというのがとても面白かった。宗教って一体何なんだろう、、、と強く思いました。しかしキリスト教者、無神論者でよく使われる語彙が異なる、という分析は面白かった。 
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