2013/6/17

2013/06/17 22:12 に Aya Murayama が投稿
【寺島君】
Gwinn, J. D., Judd, C. M., & Park, B. (2013). Less power = less human? Effects of power differentials on dehumanization. Journal of Experimental Social Psychology, 49, 464-470.
ヘッドライン:権力のある人は権力のない人をより非人間的だと評価する。

【田渕さん】
Redzanowski, U., & Gluck, J., (2013). Who knows who is wise? Self and peer ratings of wisdom. The Journals of Gerontology, Series B: Psychological Sciences, 68(3), 391–394, doi:10.1093/geronb/gbs079.
ヘッドライン「知恵を測るには自己評価だけじゃダメ」

【村山】
Callan MJ, Ferguson HJ, Bindemann M.  (2012)  Eye movements to audiovisual scenes reveal expectations of a just world. Journal of Experimental Psychology General. 142(1):34-40. doi: 10.1037/a0028261.
ヘッドライン:人は公正世界と一貫した結果の予測を、実際に結果が呈示される前の時点で行う可能性がある。

【三浦先生】
Falk, E. B., Morelli, S. a, Welborn, B. L., Dambacher, K., & Lieberman, M. D. (2013). Creating buzz: The neural correlates of effective message propagation. Psychological Science, (May). doi:10.1177/0956797612474670
ヘッドライン:最初に接触した人の共感系や報酬系を活性化させるようなアイディアがバズりやすいらしかった。

★担当者のコメント
【寺島君論文】
助手とマネージャーという役割をランダムに与えられただけでマネージャーは助手を脱人間化する方向で評価するという実験1の結果には驚いた。われわれ(ポスドク・院生)はPIから人と思われていない、のか?2つの実験いずれにおいても、人間性の価値について、ポジ・ネガ得点を合わせて平均値化しているような得点がFigureで表示されているのだが、ポジ・ネガそれぞれの平均値を合算して平均しても示されているような数値にならないので気持ちが悪かった。報告者が著者に質問のメールを送るということになった。


【田渕さん論文】
自己評価と他者評価で知恵を測定したところ、両者に関連は認められないという結果だった。自己評価分の知恵を測定している項目を見てみたが、ざっと見た後「知恵ってなんだろう」と不思議に思った。他者評価との相関がないというのも、それはないだろう…と思った。そもそも、大学生を対象にして、「Wise」かどうかを評価するように求めても、何を測っているのか分からないのではなかろうか。

【村山論文】
問題をどのように実験に落とし込むかという点で非常に参考になった。結果が呈示される前の時点では、事前に提示されているある人物の好ましさの効果が綺麗に出て、結果が提示された後はその効果が消えるというのが何とも美しかった。時系列でデータを示すことに魅力を感じた&ああいう風に分析するのかということを知れた点もよかった。

【三浦先生論文】
情報伝播について、最初に情報に接触した人と、次に接触する人の相互関連を計測している点は面白かった。確かにツイッター等で情報を拡散(RT)する時は、自分や他者に役立つから、という視点と、特定の他者の好みに合ってるからという2種類があるなと思った。

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