2013/9/9

2013/09/22 21:55 に Aya Murayama が投稿
【末吉さん】Wayt, A., Dungan, J., Young, L.    (2013)    The whistleblower's dilemma and the fairness-loyalty tradeoff. Journal of Experimental Social Psychology, 49, 1027-1033.
ヘッドライン:告発行動はトレードオフ関係にある公正・公平性と忠実性によって決定される

【寺島くん】Mani, A., Mullainathan, S., Shafir, E., & Zhao, J.    2013    Poverty Impedes Cognitive Function.  Science, 341(6149), 976-980. doi: 10.1126/science.1238041   
ヘッドライン:貧しさは認知的資源を制約し、課題のパフォーマンスを低下させる。


・担当者コメント

【末吉さん論文】
告発行動に公正・公平感と、忠実性(集団への)の間で葛藤が生じることを仮定し、それらのうちどちらが告発行動に影響するかということについて検討したものだった。告発をする場合は公平性に動機づけられ、告発しない場合は忠実性に動機づけられるという、直感的には理解しやすい結果だった。自分の研究と関連するようなキーワードが沢山出てきて今後の研究展開の参考になりそうだった。Moral Foundations Dictionary (MFD, developed by Graham, Haidt, & Nosek, 2009)というのがあるのを知った。

【寺島くん論文】
ツイッター上で話題になった、「貧乏だと認知課題のパフォーマンスが低下する」論文。研究1〜4まで展開されており、特に最後のインドのサトウキビ農家を対象とした研究は力が入っているなと思った。色々な他の説明可能性を潰していくというやり方で、自分の研究結果の妥当性・信頼性を高めるやり方は参考になる。そして一貫して、経済状況が危うい時には課題パフォーマンスが下がっていた。参加者間、参加者内の両方で検討しているところも良かった。
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