2014/1/6

2014/01/09 2:12 に Megumi Tabuchi が投稿

【寺島くん】

Akinola, M., & Mendes, W. B. (2014). It’sGood to Be the King: Neurobiological Benefits of Higher Social Standing. Social Psychological and Personality Science, 5(1), 43-51.

ヘッドライン:地位が高い人ほど健康状態が良い。

【田渕】

Penton-Voak, I. S., Thomas, J., Gage, S. H., McMurran, M., McDonald, S., & Munafo, M. R. (2013). Increasingrecognition of happiness in ambiguous facial expressions reduces anger and aggressivebehavior. Psychological Science, 24(5), 688-697. DOI: 10.1177/0956797612459657

ヘッドライン:曖昧表情を怒り顔じゃなく幸せ顔と判断するバイアスをかけると、怒り感情や攻撃的行動が抑制される。

【村山さん】

Stel, M., van den Bos, K., Sim, S. and Rispens, S. (2013).  Mimicry and justworld beliefs: Mimicking makes men view the world as more personally just.      British Journal of Social Psychology, 52: 397–411. doi: 10.1111/j.2044-8309.2011.02084.x

ヘッドライン:男性は模倣したら世界をより公正であると認識するようになる。

【三浦先生】

Kouchaki, M., & Smith, I. H. (in press). The morning morality effect: The influence of time of day on unethical behavior. Psychological Science.

ヘッドライン:人間は,午前中はいい人でも,午後には悪者になる.


担当者コメント

【寺島くん】

テストステロンや心拍などの生理指標によって,社会的に高い地位につくことの影響を見ようという研究。確かに生理指標などで違いがみられたのだけど,そこに差があることをどう解釈すればいいのかが分かりづらい感じでした。生理指標をとるときの実験状況もやや怪しげな感じでデータの信頼性はいかに?という印象。生理指標は結果が出ると面白いけど,それ以上を論じるのが難しいです。

【田渕】

怒りと幸せの曖昧顔に対して「これは幸せ顔だよ」と意識的・無意識的にもっていくと,実際の怒り感情や攻撃的行動が減るという研究。本当にこんなに効果が持続するなら,どんどん幸せバイアスかければいいんじゃないかと思ってしまいました。攻撃的行動の客観評価までもが下がっているから,にわかには信じがたかったですが,面白かったです。

【村山さん】

模倣することで,公正世界信念が,男性のみ強くなるという研究。ベースラインの公正世界信念得点がおさえられていないというざっくりした分析だし,なにより「公正世界信念が強くなる」という因果の方向性はどうなんだろう?という議論に。研究の観点は面白いと思うのですが,論の持って行き方には結構無理があるのかもと思いました。

【三浦先生】

午前中の方が人は非倫理的行動をしない,ずるしない,ということを4つも実験を行って検証した研究。シンプルな目的に沿って実験手法を様々工夫してありました。こんなにも明確に午前と午後で違いが出るのかと驚くほどの結果。最後に議論になりましたが,この研究をベースに,さらにずるをしない「仕掛け」を実験に組み入れていくと面白そうです。

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