2014/3/3

2014/03/04 14:31 に Asako Miura が投稿   [ 2014/03/04 14:34 に更新しました ]
ご無沙汰でした!!!!
中村さんもレジュメは準備していたのですが風邪のため欠席.デビューは3/24に順延です.

【寺島君】
Galinsky, A. D., Magee, J. C., Rus, D., Rothman, N. B., & Todd, A. R. (in press). Accelaration With Steering: The Synergistic Benefits of Combining Power and Perspective-Taking. Social Psychological and Personality Science, published online 11 February. doi: 10.1177/1948550613519685
ヘッドライン:権力と視点取得は、対人関係に対して良い相乗効果を与える。

【田渕さん】
Zhang, S., Cornwell, J. F. M., & Higgins, E. T. (2014). Repeating the Past: Prevention Focus Motivates Repetition, Even for Unethical Decisions. Psychological Science, 25(1), 179–187. doi: 10.1177/0956797613502363
ヘッドライン:予防焦点の人は,自分の最初の決定を次の場面でも変えない

【三浦】
Qiu, L., Lin, H., Ramsay, J., & Yang, F. (2012). You are what you tweet: Personality expression and perception on Twitter.  Journal of Research in Personality, 46, 710-718. doi:10.1016/j.jrp.2012.08.008
ヘッドライン:ツイートからパーソナリティを推測できる…手がかりはなくはない

コメント:

寺島紹介論文は,視点取得は権力を適切に発揮させる媒介変数として働くという実験的研究.権力者経験豊富wな私に言わせると当たり前で,権力は自己中心的な目的に焦点化されがちという前提自体が,あまり権力を持ったことがない人の発想ではないかと思った.強く正統化され,揺るぎのない権力ならば分からないが,tentativeに与えられた権力を維持するためには,むしろ視点取得こそが重要なはずである(というのが私の信念w).あと,いつも思うが,権力プライミングって効くのか?権力を持った経験によって効き方も,その質も異なるのではないか?

田渕紹介論文は,制御焦点理論の(いや,この手の研究の)王道を行く「独立変数を個人差として扱う→次はプライミングしてみる→どっちでも出るので,ちょっと従属変数をアレンジ」スタイルの研究.これからわれわれの実験を論文化するにあたっての戦略として大いに参考になった.そして,予防焦点な人(や状態)の方が面白い動きを示す(実験操作によって振れやすい)のが面白いねという話になった.翌日のアルバイタ面接のエピソードも加味すると,制御焦点と非言語行動(のけぞりなど姿勢行動)との関連というのも面白いかもしれない.

三浦紹介論文は,Gosling流のレンズモデルを使った研究.ツイート(などオンライン上での発言)にパーソナリティが表出するのは当たり前だが,この程度のデータ数ではなんともぼやっとした結果しか得られないのは仕方がないところだろう.まだしも「ビッグ」データを使った方がよい推定ができるとは思うし,そういうことをやってる研究はこれをはじめとして多々あるが,面白いかどうかは…
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