2014/3/31

2014/04/06 5:36 に Aya Murayama が投稿
【中村さん】
Ming-Te Wang, Jacquelynne S. Eccles and Sarah Kenny. (2013).   Not Lack of Ability but More Choice: Individual and Gender Differences in Choice of Careers in Science, Technology, Engineering, and Mathematics. Psychological Science, XX.
 
ヘッドライン:理系職に女性が少ないのは、能力がないのではなく、自分がなれる可能性のある職業の選択肢が多いから。

【寺島くん】
Ratcliff, N. J., & Vescio, T. K. (2013). Benevolently bowing out: the influence of self-construals and leadership performance on the willful relinquishing of power. Journal of Experimental Social Psychology, 49, 978-983.
ヘッドライン:相互協調的なリーダーは自分が失敗した時に権力を放棄するが、失敗を帰属できる他者がいる場合その限りではない。

【田渕さん】
Versey, H.S., & Newton, N. J. (2013). Generativity and Productive Pursuits: Pathways to Successful Aging in Late Midlife African American and White Women. Journal of Adult Development, 20, 185–196. DOI 10.1007/s10804-013-9170-x
ヘッドライン「中年期のサクセスフル・エイジングと世代性の関連にはプロダクティブ・アクティビティが影響している」

【村山】
Mueller, J. S., Wakslak, C. J., & Krishnan, V.  (2014).  Construing creativity: The how and why of recognizing creative ideas. Journal of Experimental Social Psychology, 51, 81–87. doi:10.1016/j.jesp.2013.11.007
ヘッドライン:解釈レベルの違いによって、同一のアイデアに関する創造性の判断が異なる。

【三浦先生】
Yoon, G. & Vargas, P. T. (2014). Know Thy Avatar: The Unintended Effect of Virtual-Self Representation on Behavior. Psychological Science, first published on February 5, 2014. doi:10.1177/0956797613519271
ヘッドライン:アバターを使ったゲームをするとアバターの役柄が実際の行動に伝染する.プライミングは効かない.
 
※※コメント※※

【中村さん】
高校生の頃の全国模試の得点をデータとして利用できる点が羨ましい、という話になった。キャリアに対する意識の高さはわれわれが思っている以上に早期から身につけておくことが職業選択のは場を広げるという点において重要であることが指摘されていた。もう手遅れか…と落ち込んだ。

【寺島くん】
権力を放棄するという方向性の研究はあまり聞いたことがなく、また相互協調的な人でその傾向が強いということで、日本人を対象とした場合はこの方向で実験デザインを組むといいのではという話になった。

【田渕さん】
近年あまり使われない、古い尺度を使用していたり、特に新しいことを言っているような感じもせず、どうかなという話になった。世代性の高い人はスポーツ趣味活動をしていない方が,サクセスフル・エイジングの得点が高かったという結果について、「サンプルが良くなかった」と主張している点は特に微妙だった。

【村山】
高次解釈だと創造的なアイデアをより創造的であると評価するという論文。空間的距離で解釈レベルを操作して、条件間で差が出るというのがなんとも不思議であるという議論になった。アイデアを出した人が遠くにいるだけで、近くにいる場合よりも創造性を高く評価する背景にどのようなメカニズムがあるのだろうか…

【三浦先生】
ヒーロー役でゲームをすると、悪役でゲームをするよりもチョコを次の参加者用に多く盛りつけ、チリソースは少なく盛り付けるという結果だった。実験1のグラフが美しすぎてのけぞった。ゲームを自分でプレイせず、観察するだけでは上記の効果は見られない、という点はプライミングが効かないという方向性の議論にもつながり、良いのではないかという話になった。
Comments