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2016/02/01 16:05 に Asako Miura が投稿
【村山さん】
Carter, E. C., McCullough, M. E., Kim-spoon, J., Corrales, C., & Blake, A. (2012). 
Religious people discount the future less. Evolution and Human Behavior, 33(3), 224–231.

ヘッドライン:宗教にかかわりの深い人たちは遅延価値割引をしにくい

三浦コメント:
宗教のなりたちを進化心理学的に説明するロジック(狩猟社会から農耕社会になり,より多くの人々がコミュニティを形成して生き延びていくためには,血縁重視以外の関係性を重く見て利他性を発揮するようなことが必要になり,そのための規範(教え)として「今はちょっと私利私欲を我慢してみんなのために尽くしなさい」的な宗教が創り上げられてきた,的な)が面白かった.一方で,宗教性と時間感覚の関連については,宗教性が高いと「未来(死後さえも)を近く感じる」ために満足の遅延ができる,という仮説導出までのロジックには,ちょっと違和感があった.これは洋の東西の違いと言えるのだろうか?

【三浦】
Hauser, D. J., & Schwarz, N. (2015). 
It’s a Trap! Instructional Manipulation Checks Prompt Systematic Thinking on “Tricky” Tasks. SAGE Open, 5(2), 1-6.

ヘッドライン: オンライン研究でIMCを使うと思考課題のパフォーマンスを向上させることができる.ただし,本課題の前に実施するべき.

三浦コメント:
不注意を測定するというよりも,「ほら,注意を測定しておくような課題を今からしてもらいますからね!」というメッセージを参加者に伝えるためにIMCを使い,それが機能することを示した研究.IMCに慣れた人々が大量にいるMechanical Turkならでは.
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