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2015/04/15 0:56 に Megumi Tabuchi が投稿   [ 2015/04/15 0:57 に更新しました ]
【中村さん】

Journal of Experimental Social Psychology, 49, 426-439.

ヘッドライン:信憑性が高い時,矛盾が説得力を増す。

信頼性が高まっているときに矛盾した意見を受けると説得されやすくなる,ということを5つの実験で明らかにしている研究。矛盾する情報のほうがインパクトが強い,というのはよくあるお話だが,どうして説得研究では「珍しい」とされるのか,というところから,「説得研究」と「意思決定研究」がなぜにパラレルワールドの如く進んでいるのかの謎についての議論になりました。未だその謎解けず。

【田渕】

Maxfield M, Greenberg J, Pyszczynski T, Weise DR, Kosloff S, Soenke M, Abeyta AA, & Blatter J. (2014) Increases in generative concern among older adults following reminders of mortality. International Journal of Aging and Human Development, 79(1), 1-21. DOI: http://dx.doi.org/10.2190/AG.79.1.a

ヘッドライン:高齢者では死の顕在化によって,より利他的な世代性が向上する


高齢者では死が顕在化されると,この先も生き残るであろう次世代に貢献しようとするから世代性があがる,ということを実験で明らかにしようとした研究。死の顕在化プライミングは割りとよく効くし,高齢者には特に効くことが判明(気分を害さないようにする必要はあれど・・・)。ベースライン時の世代性得点を抑えてないのが残念なところでした。


【三浦先生】

Wojcik, S. P., Hovasapian, A., Graham, J., Motyl, M., & Ditto, P. H. (2015). Conservatives report, but liberals display, greater happiness. Science, 347(6227), 1243-1246.

ヘッドライン:人の幸福感は自己報告だと保守>リベラルだが,表出だとリベラル>保守


リベラルな人の方が幸福感に関連する行動をより強く表出していて自己報告とは逆,つまり保守の人は自己高揚動機付けが高くて「かさまし」報告してるじゃないか,ということを4つの研究から報告。プロフィール写真やツイートの分析など時間のかかりそうなデータ分析を積んで,しかも一貫した結果が出ているところがすごいです。アメリカはこんな風にパキっと2分できるものがあってうらやましい・・・というお話にも。

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