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2015/05/11 19:09 に Megumi Tabuchi が投稿
【中村さん】
Sevdalis, N., & Harvey, N. (2007). Biased Forecasting of Postdecisional Affect Psychological Science, 18, 678-681.
ヘッドライン:実際場面では喜びの過大推測が生じる

【田渕】

Rolison, J.J., Hanoch, Y., Wood, S., & Liu, P.J. (2015). Risk-taking differences across the adult life span: a question of age and domain. Journals of Gerontology, Series B: Psychological Sciences and Social Sciences, 69(6), 870–880, doi:10.1093/geronb/gbt081.

ヘッドライン:男性の方が女性よりも,危険な決断の下しやすさの加齢変化が激しい


【三浦先生】

Clobert, M., Saroglou, V., & Hwang, K. K. (2015). Buddhist concepts as implicitly reducing prejudice and increasingprosociality. Personality and Social Psychology Bulletin, 41(4), 513-525.

ハフィントンポスト記事:仏教について考えるだけで思いやりが深くなることが判明

ヘッドライン:洋の東西や信仰を問わず,仏教的概念がプライミングされると向社会性は高く,偏見は低くなる.


*コメント*
【中村さん】
本人の意思決定プロセスにおいて生じる後悔と喜びの過大評価・過小評価を,2つの実験で調べた研究。研究1は相手とやりとりするゲーム内で生じた後悔の過大評価,研究2は自分の能力評価に関係する実際場面で生じた後悔の過小評価,ということで,2つの研究がちょっとちぐはぐな印象でした。あといくつか,段階を経た研究が必要だね,というお話に。

【田渕】
加齢に伴うリスク行動の選択の変化を,横断で調査した研究。男性のほうが経済的リスクを抑え気味になるとか,加齢に伴い性差が縮まってくるとか,たしかに傾向は認められているんだけど,横断だし背景要因には切り込んでないし尺度一本勝負だし,物足りない感じでした。実際の余命との関係を追跡で見て欲しかったです。

【三浦先生】
仏教プライミングによって向社会性が高くなって偏見が低くなるという結果が,3つの実験で一貫して示されている研究。仏教徒じゃないのに「Dharma」とかの単語が効くというのはすごい話で,ある程度の知識やイメージがしっかり根付いているということかなぁと思いました。論文がお手本のようとのことなので,参考にしたいです。あと,向社会的行動の指標化は見事で,これは世代性実験にも使えそうでした。
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