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2014/06/13 1:52 に Megumi Tabuchi が投稿
【中村さん】
Landau, M. J., Keefer, L. A., and Rothschild, Z. K. (2014).Epistemic motives moderate the effect of metaphoric framing on attitudes.Journal of Experimental Social Psychology, 53, 125–138.
ヘッドライン:知識的動機によってメタファーを使うことが少なくなる。

【末吉さん】
Coman, A., Stone, C. B., Castano, E., & Hirst, W. (2014). Justifying Atrocities:The Effect of Moral-Disengagement Strategies on Socially SharedRetrieval-Induced Forgetting. Psychological Science, 25, 1281-1285.
ヘッドライン:外集団の悪い行動を思い出すと、それを正当化する情報は忘れられる。


【寺島くん】
Correia, I., Alves, H., Sutton, R., Ramos, M., Gouveia-Pereira, M., Vala, J.(2012). Whendo people derogate or psychologically distance themselves from victims? Belief in a just world and ingroup identification. Personality and Individual Differences, 53(6), 747-752.
ヘッドライン:BJW脅威を上昇させる要因①BJW強度と②被害者との内集団同一性(メンバーシップ顕著性)の交互作用効果を検証.


【田渕】
Doorn, E. A., Kleef, G. A., & Pligt, J. 2014 How Instructors' EmotionalExpressions Shape Students' Learning Performance. Journal of Experimental Psychology: General, 143(3), 980-984. doi: 10.1037/a0035226

ヘッドライン:促進の学生は先生の怒りで頑張る,予防の学生は先生のにこにこで頑張る


【三浦先生】
Klein, R. A. et al. (2014). Investigating variation in replicability. Social Psychology, 45(3), 142–152. DOI: 10.1027/1864-9335/a000178
ヘッドライン:大規模な再現可能性検証プロジェクトやったった!


*担当者コメント
【中村さん】
メタファーの威力が知的好奇心によって異なる,という研究。もともとそのテーマに関心のある人は,メタファーの効果によってより理解が進むけど,もともと関心ない人はメタファーでは動かせない,ということに・・残念。責任の所在によって交通事故フレームと嵐フレームを使い分けているけど,研究
3以降も嵐フレームで抑える必要があるのでは?という議論になりました。

【末吉さん】
残虐な行為の実行者が外集団であるときだけ,それを正当化する情報が忘れられてしまう,という研究。お話としてはよくあるもので,ネガティビティ・バイアスとか認知的不協和とかで説明も可能だけど,検索誘導性忘却を使って実際に記憶が低下することを示したのが面白いところ。よくある現象を今までなかった視点から違う理論で説明している上手な例だなぁと思いました。


【寺島くん】
BJW
の強さと,内集団同一性,どちらもBJWを強める要因としては今までいわれてきたことで,その交互作用を見たというのが新たなウリの研究。実験に用いられているストーリー等,刺激を丁寧に作っているという印象。被害者の無実性は操作チェックに使っているけど,これも十分従属変数で扱えるね,というお話に。

【田渕】
先生をはじめ,指導者の表出する感情が,学生の学習に影響するのかを実験的に検討した研究。「怒り」顔は危険なものからの回避を,「幸せ」顔は接近を表すものなので,怒り表出で促進的な学生の学習行動を促すことができる,というのはある意味真逆的で面白い,というお話に。

【三浦先生】
今話題の,再現可能性!36の独立したサンプル(参加者総数6,344名)で追試を行い,再現可能性を検証した研究。計画段階から相当な労力がかかってそうで,執念を感じるプロジェクトに圧倒されます。再現可能性を示すための追試は,再現されたらされたで,されなくてもそれ以上の議論になかなかならない,というのが問題でもあるね,というお話に。

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