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2014/06/23 19:29 に Saki Nakamura が投稿   [ 2014/06/23 19:33 に更新しました ]
【中村】
Todd, A. R., Hanko, K., Galinsky, A. D., and Mussweiler T. (2011)
Psychological Science, 22, 134–141.
ヘッドライン:違いを考えることは、自分本位の知覚を防ぐという方法で他視点取得を促進させる。

【寺島さん】
Bell, R., Schain, C., & Echterhoff, G. (2014). 
Cognition, 132, 437-442.
ヘッドライン:自分にとって利益(vs損失)となるずるをした人の顔はより忘れられやすい。

【末吉さん】
Callan, M. J., Harvey, A. J., Sutton, R. M. (2014).
Journal of Experimental Social Psychology, 51, 41-44.
ヘッドライン:被害者を非難することで公正性の回復→遅延割引を減少

【村山さん】
Olatunji, B. O., David, B., & Ciesielski, B. G. (2012). 
Emotion, 12(1), 169–73. doi:10.1037/a0024074
ヘッドライン:自己嫌悪の強さは、重大な違法行為に対する嫌悪感情や厳罰指向を低下させる。

【三浦先生】
Oppenheimer, D. M., Meyvis, T., & Davidenko, N. (2009).
Journal of Experimental Social Psychology, 45(4), 867-872.
ヘッドライン: 調査回答者は手抜きします.そのことはちゃんと検出して矯正すべきです.

*コメント*
【中村】
類似性に焦点を当てるか、違いに焦点を当てるかで、他視点取得へ及ぼす影響の過程が異なることを示した論文です。ただ類似性プライミングを受けた参加者の誤信念課題を間違える割合の多さに驚き。この点に関して、手続き的に人物の確認をあまりさせずに簡略化して行っていたことが、間違えを増やしているのかも…という話になりました。この論文では、他視点取得と心の理論をほぼ同じ扱いをしていましたが、他視点取得についてまだまだ勉強不足なところもありますが果たしてほぼ同じようなものなのか疑問が残ります。

【寺島さん】
お話としては、自分にとって不利益な非道徳的行動をした人の顔は脅威として認識し続けなければならないので覚えているが、自分にとって利益になる非道徳的行いをした人は、脅威が薄れるので忘れられやすいというものでした。ただ、多項ソース・モニタリングモデルが、あったorなかった→道徳性を覚えているor覚えていない→覚えてない場合は推測させるという、流れの理解に時間がかかりました

【村山さん】
今までの「嫌悪」を扱った研究では、何らかの対象への嫌悪が主に扱われていて、最近になって自己嫌悪を扱った研究がおこなわれるようになったそうです。この論文では自己嫌悪を扱っていて、重大な違法行為になると自己嫌悪感情が厳罰指向を低下させること示しています。なぜそんなことが起きるのか…ということを考えると、自己嫌悪の人は、簡単に判断できるものではすごく自信を持って判断するが、重大な違法行為になると、判断に自信がつかなくなるのでしょうか…と思ったり。余談ですが、違法行為ではない条件での「1ガロンのアイスを食べる」がツボでした。絶対にお腹壊します。

【三浦先生】
不良回答へ注意せよという論文でした。IMCの失敗率は約半数で、これは私もおそらく読み飛ばしてクリックしてしまうだろう…と思いました。成功するまで次に進めないように工夫すると、その後の回答を真面目に答えてはいたが、やる気をなくしているということでした。ただ、優良回答者のみのデータを使用するとそれはそれでバイアスがかかる可能性があるということで、ほとんどが失敗するようなトラップではなく、よっぽどの不良回答者だけ検出するトラップを仕掛ける必要があると思いました。

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