7/7

2014/07/09 19:12 に Megumi Tabuchi が投稿
【中村さん】
Hackel, L. M., Looser, C. E. & Van Bavel, J. J.(2014). Group membership alters the threshold for mind perception: The role of social identity, collective identification, and intergroup threat. Journal of Experimental Social Psychology, 52, 15-23.
ヘッドライン:外集団の方が内集団よりも顔知覚における心の知覚の閾値が高い。


【寺島くん】
Funk, F., McGeer, V., & Gollwitzer, M. (in press). Get the Message: Punishment Is Satisfying If the TransgressorResponds to Its Communicative Intent. Personality and Social Psychology Bulletin, published online before print April 30.
ヘッドライン:被害者は罰によって、違反者の態度の変容を実感できた時に、満足を感じる。


【末吉さん】
Mancini, A., Betti, V., Panasiti, M. S., Pavone, E. F., Aglioti, S. M. (2011). Suffering makes you egoist: acute pain increasesacceptance rates and reduces fairness during a bilateral ultimatum game. PloS one, 6(10)
ヘッドライン:痛覚は人を自己中心的にする.UGの分配者はより不公平な分配をし,応答者は不公平な分配でも受諾する.


【田渕】
Tsang, J., Carpenter, T. P., Roberts, J. A., Frisch, M. B., & Carlisle, R. D. 2014 Why are materialists less happy? The role of gratitude and need satisfaction in the relationship between materialism and life satisfaction. Personality and Individual Differences. 64, 62–66. DOI: 10.1016/j.paid.2014.02.009

ヘッドライン:物質主義の人は「今あるモノ」に感謝しないから人生満足度が低い


【村山さん】
Kouznetsova, D., Stevenson, R. J., Oaten, M. J., & Case, T. I. (2012). Disease-avoidant behaviour and itsconsequences. Psychology & Health, 27, 491-506.
ヘッドライン:人は病気のサインを示す人物を避けやすく、また特に顔にその症状が出ている場合に顕著になる



*報告者コメント*
【中村さん】
外集団の人は内集団よりもより「人間らしさ」がないと「心を持っている」と判断されない,という研究。実験3の結果の解釈がもう少し必要な感じはありましたが,流れがシンプルで面白く,卒論でもできそうだね,というお話に。まず刺激に使う人形探しから,そして人形に似ている人物探し,ですね。

【寺島くん】
罰によってこちらの意図が伝わり,さらに相手が態度を改めることで満足感が得られる,という研究。自分の行為に対するフィードバックを受けることで相手への影響力の大きさを認識できると満足感が上がる,というのは別のお話にも当てはまりそうな気がしました。態度変容無のシナリオはたしかに,かえってムッとしそうですね。

【末吉さん】
痛みが伴うと自分に利益のある方の選択肢を選ぶ,という研究。つまり,痛みを与えるとたとえ不公平でも,ちょっとでも自分が利益を得られる方に飛びついちゃうということで,痛くしたってダメ,ということ。痛覚を要因に入れるのは面白い発想なので,これをどう次に展開させるのかが気になるところです。

【田渕】
物質主義(もっとモノが欲しい!)人は「今あるモノ」に感謝できないから幸福感が低い,という研究。研究のメイン結果よりも,「自分に与えられた利益(モノ)に感謝する」という考え方で論が進んでいるのが興味深かったです。文化差の話で,むらやまさんの体験談が印象的でした。

【村山さん】
見た目病気っぽいと,とにかくその人を避けてしまう,という人間の行動を,エラー管理理論で明らかにした研究。同様の流れで,被災地の野菜の研究のお話も面白かったです。この理論で,リスクに対する人の回避行動全般が説明できれば,回避させないための介入などにも話が展開できそうです。


Comments