3/16

2015/03/16 2:19 に Saki Nakamura が投稿   [ 2015/03/29 21:42 に Asako Miura さんが更新しました ]
【中村】
Erb, H. –P., Hilton, D. J., Bohner, G., Roffey, L. (2015).
Journal of Experimental Social Psychology, 57, 43–50.
ヘッドライン:少数派の意見はリスクが高いとみなされる

【村山さん】
Yilmaz, O., & Bahçekapili, H. G. (2015).
Journal of Experimental Social Psychology, 58, 95–100. doi:10.1016/j.jesp.2015.01.00
ヘッドライン:客観的・科学的な事実に触れさせると神の存在について自信がなくなる(実験3)

【三浦先生】
Franco, A., Malhotra, N., & Simonovits, G. (2014).
Science, 345(6203), 1502-1505.
ヘッドライン:結果が出なかった研究を論文にするモティベーションってなんだろう.

☆コメント☆
【中村】 少数派の意見は,正しければ「とても優秀な人」になり,間違っていれば「バカな人」と極端判断されるので,リスクが高いと見なされることを示したタイトル通りの論文です。少数派の意見がリスクが高いように判断されるのも特段新しい発見ではないと思いますし,新しいorユニークな方法を用いているわけでもなかったのが,物足りない感じでした。

【村山さん】 トルコ人(多くがイスラム教徒)が参加者という珍しいデータ。科学と宗教は対立するものでもあるので,科学的な事実に触れると神様による道徳的判断の仕方をしなくなるのはとてもわかりやすい。神による道徳的な判断が「客観的」で,そうでない道徳的な判断が「主観的」というのが,日本人の感覚とはかなり違っているとの話になりました。

【三浦先生】 TESS(社会科学の分野における,アメリカの成人の代表性の高いサンプルを対象にサーベイベースの実験を行う研究を対象とした研究支援制度)に申請した研究を用いて出版バイアスを検討した論文。出版バイアスとはいうものの,出ないことにおもしろさがある論文でなければ,お蔵入りするしかないのが現実…。
Comments