乱雑な研究室からは創造的な研究が生まれる.アインシュタインもそう言ってる.

2013/08/29 15:29 に Asako Miura が投稿
Vohs, K. D., Redden, J. P., & Rahinel, R. (2013). 
Psychological Science, published online before print August 1, 2013.

秩序と無秩序は自然と文化のいずれにおいてもよく見られ,それぞれの環境は異なる成果に対する利点をもつ.3つの実験で「秩序ある環境は人々に伝統や慣習を指向させ,一方で無秩序な環境は伝統や慣習を打ち破らせる―どちらの状況も選好や選択,行動を変えうる」という斬新な仮説を検証した.実験1では,整理整頓された部屋にいる参加者は散らかった部屋にいる参加者よりも健康的なスナックを選び,また多くのお金を寄付することが示された.実験2では,散らかった部屋にいる参加者の方が整理整頓された部屋にいる参加者よりも創造的であることが示された.実験3では予測された交差効果―整理整頓された部屋にいる参加者は「伝統的」というラベルの貼られたオプションを好み,散らかった部屋にいる参加者は「新しい」ラベルの貼られたオプションを好む―が示された.物理的環境に関する先行研究では,秩序ある状況は無秩序な状況より良い行動を促進するとされてきた一方で,本研究では両者の効果は何が成果であるかにより異なるんじゃないか,というニュアンスをもたらす結果となった.
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