時間処理課題と数的処理課題で情動喚起による影響は異なる

2013/06/17 16:28 に Asako Miura が投稿
Young, L. N. & Cordes, S. (2013).
Psychological Science24(6), 1057-1059. DOI: 10.1177/0956797612465294
(ショートレポートにつきアブストなし)

視覚刺激の呈示時間をトラックするような時間処理課題では,情動情報が付加されることで過大推定が生じることが知られている.では,こうした過大推定は,量をトラッキングする過程一般に生じるのか? それとも時間推定にユニークに生じるのか?本研究では数的処理過程に対する情動の影響を検討した.実験の結果,時間的処理については先行研究と同じ傾向が得られたが,数的処理ではそれとは逆の傾向が見られた.つまり情動情報が付加された刺激が呈示されると過小推定傾向が見られた.そのメカニズムはまだよく分からないが,数をかぞえる方が,視覚的注意をコントロールする際の負荷が(時間処理より)高く,情動→注意の影響が出た可能性はある.
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