「社会的につながっている」感覚が道徳的ジレンマ課題において功利主義的な選択を増やす

2014/05/19 17:08 に Asako Miura が投稿
Lucas, B. J., & Livingston, R. W. (2014). Feeling socially connected increases utilitarian choices in moral dilemmas. Journal of Experimental Social Psychology, 53, 1-4.

本研究は,社会的につながっているという感覚と高い葛藤をもたらす道徳的ジレンマにおける意思決定との関係を探求するものである.高葛藤の道徳的ジレンマは,功利主義的な結果―5人の他者を助けるために1人の他者が直接的に傷つけられる―と社会的直感と価値観(例えば「人を傷つけてはならない」)を戦わせるものであった.社会性の動機づけに関する研究にもとづいて,「社会的につながっている」感覚が道徳的ジレンマ課題において功利主義的な選択を増やすと予測し,3つの研究でこの予測を支持する結果を得た.本研究では社会的つながりを,ジレンマの文脈とは独立して,実社会の相互作用(研究1と2)と再生課題(研究3)を用いて操作した.いずれの研究においても,社会的つながり感あり条件の参加者の方が高葛藤の道徳的ジレンマにおいてより功利主義的な選択をした.
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