決断しかねる意思決定によるもやもやは「どうせそうなると決まってる」と思うことで解消する

2014/04/28 21:36 に Asako Miura が投稿
Tang, S., Shepherd, S., & Kay, A. C. (2014). Do Difficult Decisions Motivate Belief in Fate? A Test in the Context of the 2012 US Presidential Election. Psychological Science, 25(4), 1046-1048.

「運命の信念」(たとえ何が起こっても「起こるはずだった」と考え,その結果は究極的にはあらかじめ決められていた,と考える信念)はいつどこにでもある超自然的な信念で,人間の様々な局面にポジティブ/ネガティブな影響をもたらす.しかしこうした信念の前提要因についてはあまり系統だった研究は行われていない.そこで本研究では,運命の信念が状況的圧力=ここでは「決定の困難さ」によって変化するかどうかを実証的に検討した.2012年アメリカ大統領選挙の直前に調査と実験を行った.調査では,オバマかロムニーのどちらに投票するかを決めることに感じている困難さの程度と選挙に関する運命の信念が正の有意な相関を持つことが示された.実験では,両者の政策が「よく似ている」ことを示す識別困難条件と「かなり異なる」ことを示す識別容易条件に割り当てられた参加者の運命の信念の程度が,決定の困難さに関する認知によって完全に媒介されることが示された.
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