(オンライン)調査における不注意回答傾向に関する金字塔的研究

2015/03/26 22:08 に Asako Miura が投稿   [ 2015/03/29 2:48 に更新しました ]

2014年度に読んだ論文:ベスト1

Maniaci, M. R., & Rogge, R. D. (2014). Caring about carelessness: Participant inattention and its effects on research. Journal of Research in Personality, 48, 61-83. 

本研究は,不注意回答が研究課題やデータの質,相関分析,実験操作,そして検定力の維持に及ぼす悪影響を検証した.結果が示唆したのは,3~9%の回答者がとても不注意な回答をしていることで,既存の指標と新しい不注意測定尺度(Attentive Reponding ScaleとDirected Questions Scale)の両方において先行研究と一貫した潜在クラスを構成していた.また,不注意な回答者の自己報告データはきわめて質が悪く,実験操作の効果や重要な回帰分析の結果を曖昧にさせるに十分であった.不注意回答者を除外することによって,検定力は向上し,不注意が原因の効果サイズの落ち込みを緩和することができる.
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