他者の性格判断は,知り合いがするよりFacebookの「いいね!」にもとづくものの方が正確

2015/03/26 22:15 に Asako Miura が投稿
Youyou, W., Kosinski, M., & Stillwell, D. (2015). Computer-based personality judgments are more accurate than those made by humans. Proceedings of the National Academy of Sciences, 201418680.

パーソナリティは人々のインタラクション,行動,情動の背後にある重要な動因なので,他者のパーソナリティ判断は社会生活を成功させるために磨くべきスキルである.正確なパーソナリティ判断は社会認知的スキルに由来するものであるが,機械学習の発展によりコンピュータモデルも妥当な判断を下せるようになっている.本研究では,86220名のボランティアが100項目のパーソナリティ質問紙に回答した結果を用いて,パーソナリティ判断を人とコンピュータで比較した.分析の結果,(1)一般的なデジタル「足跡」(FBの「いいね!」)にもとづくコンピュータの予測(r=0.56)の方が対象者のFBフレンドによる質問紙回答に基づく予測(r=0.49)よりも正確,(2)コンピュータモデルの方が判断間の一致度が高い,(3)コンピュータによるパーソナリティ判断は,物質使用や政治的態度,身体的健康といった生活に関わる結果変数を予測する際に外的妥当性が高く,時に自己評価よりも高い,ことが示された.パーソナリティ判断においてコンピュータが人に優ることは,これを心理的アセスメントやマーケティング,プライバシーなどの領域において「使える」機会や挑戦があることを示している.
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