☆「孤独な人ほど入浴したがる」研究にダウト

2016/04/02 22:01 に Asako Miura が投稿   [ 2016/04/06 21:53 に更新しました ]
Donnellan, M. B., Lucas, R. E., & Cesario, J. (2015). On the association between loneliness and bathing habits: Nine replications of Bargh and Shalev (2012) Study 1. Emotion, 15(1), 109.

Bargh and Sahlev(2012)は,社会的温かさの代償として温かいシャワーや風呂を使うという仮説を立てた.このアイディアを支持する結果として,彼らは孤独さ特性と入浴習慣の関連を見いだした2つの研究の結果を報告している.この関連の潜在的な実践性と理論的な重要性を確認するため,われわれは9つの追加実験を行った.われわれが開発した「入浴習慣」測定尺度と最新のUCLA孤独感尺度(オリジナル研究では初版が一部改変された10項目が用いられている)を用いた4つの研究の1153名のサンプルのデータをまとめて検討したところ,孤独さ特性と入浴習慣指標の間に関連を見いだすことはできなかった.同様に,オリジナルの研究と同じ測定尺度を用いた5つの研究の1920名のサンプルをアグリゲートした推定効果量の値は統計的に有意ではなかった.オリジナルの研究を含めたローカルなメタ分析の結果,推定効果サイズは信頼区間に0を含んでいた.したがって温かさに関して孤独さ特性と個人的な入浴習慣の強い結びつきがあるとするアイディアには「ダウト」である.

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