ネットワークの中心でも周辺でも、外向性の効果は似たようになる

2016/04/02 22:06 に Asako Miura が投稿

先行研究は,様々なネットワークサイズの予測因を探索する際,「平均」への効果を検証することに注目してきた.しかし,こうした予測因はネットワークサイズの分布全体に均質に影響しない可能性がある.そこで本研究では,外向性と神経症傾向は,ネットワークサイズの分布のうち右側(大きい方)で左側(小さい方)よりも影響力が大きいという理論的予測を立て,これを分位点回帰によって検証した.分析の結果,外向性が個人のネットワークの内層/外層サイズに及ぼす影響は,第1分位点(25パーセンタイル点)よりも第3分位点(75パーセンタイル点)において有意に大きかった.同様の傾向は神経症傾向と内層サイズの関係においても示されたが,外層サイズについては得られなかった.内層サイズと神経症傾向の関わりは,第1分位点(25パーセンタイル点)よりも第3分位点(75パーセンタイル点)において強かった.
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