事象に対する自発的かつ大量なリアルタイム道徳判断データとしてツイートログは使えますよ

2016/04/02 21:49 に Asako Miura が投稿
Ji, Q., & Raney, A. A. (2015). Morally Judging Entertainment: A Case Study of Live Tweeting During Downton Abbey. Media Psychology, 18(2), 221-242.

本研究は,ソーシャルメディアから収集された莫大で自発的なリアルタイムデータを用いた分析がエンターテインメント消費におい道徳性と道徳的思考が果たす役割を検証する新しい方法として使えるかもよ,という提案をするものである.われわれの大目標は道徳性とメディアの研究に関する新しい方法論的アプローチの可能性を探ることであり,この研究はその端緒となる事例研究にあたる.本事例では,「ダウントン・アビー~貴族とメイドと相続人~シーズン3」の最終回で視聴者は自分たちの道徳的思考を表現するためにツイッターを利用しているかどうか,利用しているとすればどのように利用しているかを検証した.道徳基盤理論とAffective Disposition Theory(ドラマの視聴者は登場人物について道徳的な価値判断を下し,それが自分がそのドラマを楽しめるかどうかに影響を与える,という考え方)に基づいて,一連の予測を導出し,検証した.特に,(a)道徳の5領域を反映した語を含む,(b)苦渋を味わう人気キャラに対する,(3)道徳的規範を常に破るキャラクターに関する,ツイートの重要性を観察・議論した.社会的なテレビ分析は道徳性とメディア受容の問題を探求する将来有望な新しい方法だぞ!と結論づけた.
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