心理学の研究結果、6割以上が再現不可能

2016/04/02 22:02 に Asako Miura が投稿   [ 2016/04/02 22:03 に更新しました ]
Open Science Collaboration (2015). Estimating the reproducibility of psychological science. Science, 349(6251).

再現性は科学の定義的特徴である.しかしそれが現在の研究をどの程度特徴付けているかは定かではない.われわれは(利用可能な場合は)ハイパワーな計画とオリジナルの材料を用いて,3つの心理学ジャーナルに掲載された100本の実験/相関研究の追試を実施した.追試で得られた効果は原著のそれの半分程度で,大幅に低下した.原著の97%が統計的に有意な結果だったが,追試では37%にとどまり,追試で得られた効果の95%信頼区間に効果量が入っていたのは原著の47%だった.原著の結果が「再現された」と言えるのは39%で,原著の結果にバイアスがないと仮定して,追試の結果と合わせると,68%で統計的に有意な効果が得られた.相関検定の結果,追試の成功の鍵は,原著と追試のチームの特徴よりも,原著のエビデンスの強さであることが示された.
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