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論文採録決定(法と心理)

2012/07/25 16:37 に Asako Miura が投稿
三浦ゼミ/応用心理科学研究センター(CAPS)の博士研究員の村山綾さんを第一著者(かつCorresponding author)とする論文が,法と心理学会の論文誌「法と心理」に掲載されることが決定しました.2012年中に刊行予定の12巻1号  (サブ特集「裁判員制度の見直しに向けて-法と心理学の視点から」) に掲載の予定です.論文の詳しい内容については,村山さんにお問い合わせ下さい.

村山綾・今里詩・三浦麻子 (in press). 評議における法専門家の意見が非専門家の判断に及ぼす影響-判断の変化および確信度に注目して‐

要約: 本研究の目的は、専門家と非専門家による評議コミュニケーション場面で専門家の意見が評決に及ぼす影響について実験的に検討することである。実際の裁判員裁判に類似したシナリオを用いて、裁判員役の大学生3名と裁判官役の実験協力者1名の4名からなる評議体(合計93名、31評議体)が被告の有罪・無罪について話し合った。事前意見分布(有罪多数、対立、無罪多数)と評議スタイル(評決主導もしくは証拠主導)を操作した。分析の結果、裁判官役と反対意見に判断を変化させる参加者よりも、同一判断に意見を変容させる参加者が多かった。また評議後に裁判官と同一判断だった参加者は、評議前の判断の確信度よりも評議後の確信度の方が高くなっていた。本研究で得られた知見にもとづいて、裁判員制度および評議過程に関する提言をおこなった。
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