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ゼミ院生が2012年度日本社会心理学会若手研究者奨励賞を受賞!

2012/11/14 14:47 に Asako Miura が投稿   [ 2012/11/15 0:31 に更新しました ]
博士課程前期課程1年の末吉南美さんが,2012年度日本社会心理学会若手研究者奨励賞を受賞しました.この賞は,日本社会心理学会が若手研究者の研究活動を支援するために設けているもので,10万円の奨励金が授与されます.2013年度または2014年度の学会大会で,支援を受けた研究の成果を発表する義務があります.申請した研究内容は下記の通りです.

集団による負の資源分配においての公正感認知と交渉過程 ―放射能汚染がれき受け入れ問題を題材として―
研究目的 本研究では、負の資源(リスクや損失など、所持することが自身の負担となるもの;放射能汚染がれきの受け入れ問題におけるがれきなど)の分配と公正感の関係を集団内・集団間インタラクションに焦点を当てて検討する。負の資源分配に際する集団間交渉では、手段や割合をめぐる各人の公正/公平感に基づく主張がぶつかり紛争が起こることが多いが、社会的文脈をもった場面でこうした問題を扱った研究はいまだ見られない。
 結果分配に関する争いは配分が公正感の基準に合致するときに解決される(Thibaut & Walker, 1978)。負の資源分配についても、個人の公正感と分配率が均衡すれば紛争は解決することが予想されるが、これらは他の当事者らとの比較に強く依存している。本研究では、負の資源分配に際する公正感と負の資源分配率の関連を実験的に検討する。それぞれ国の特定地域の住民であるという社会的文脈を与えた3名集団に、地域間交渉を想定したゲームを行わせて、他集団との比較に基づく負の資源分配率と公正感との関連を検証する。

末吉さんのコメント:
自身の問題意識から生まれた本実験の意義を評価していただけたことで、より一層、これからの研究に対する意欲が湧きました。社会と自身に役立てられる研究ができるよう、未熟ながらも堅実に頑張っていこうと思います。

今後の研究の発展を楽しみにお待ちください.

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