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優秀論文賞 受賞!!

2014/09/07 16:47 に Asako Miura が投稿   [ 2014/09/08 14:17 に更新しました ]
このたび,博士研究員・村山綾を第一著者とする下記の論文が,日本グループ・ダイナミックス学会の2013年度学会賞(優秀論文賞)を受賞しました.

村山綾・三浦麻子 (2014). 集団討議における葛藤と主観的パフォーマンス ―マルチレベル分析による検討- 実験社会心理学研究, 53(2), 81-92.

【要約】
本研究では,集団討議で生じる葛藤と対処行動,およびメンバーの主観的パフォーマンスの関連について検討した。4名からなる合計17集団(68名)にランダムに配置された大学生が,18分間の集団課題を遂行した。その際,討議開始前,中間,終了時に,メンバーの意見のずれから算出される実質的葛藤を測定した。また討議終了時には,中間から終了にかけて認知された2種類の葛藤の程度,および葛藤対処行動について回答を求めた。分析の結果,集団内の実質的葛藤は相互作用を通して変遷すること,また,中間時点の実質的葛藤は主観的パフォーマンスと関連が見られないものの,終了時点の葛藤の高さは主観的パフォーマンスを低下させることが示された。関係葛藤の高さと回避的対処行動は主観的パフォーマンスの低さと関連し,統合的対処行動は主観的パフォーマンスの高さと関連していた。関係葛藤と課題葛藤の交互作用効果も示され,課題葛藤の程度が低い場合は,関係葛藤が低い方が高い方よりも主観的パフォーマンスが高くなる一方で,課題葛藤の程度が高い場合にはそのような差はみられなかった。葛藤の測定時点の重要性,および多層的な検討の必要性について議論した。

本研究は,村山が大阪大学大学院人間科学研究科に提出した博士学位論文の一部について,その内容を加筆・修正したものです.ご指導下さったのは大坊郁夫先生(現・東京未来大学)であり,また分析に際しては清水裕士先生(広島大学)からの貴重なアドバイスをいただきました.また,主査と査読者2名の方には,審査の過程において論文のクオリティを高める数々の貴重なご示唆を頂戴いたしました.ここに記して感謝申し上げます.
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